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【炊飯器で3日寝かせる酵素玄米の炊き方】ヒ素も簡単に除去できる

寝かせ玄米の作り方

もうかれこれ10年くらい我が家で炊いている寝かせ玄米(酵素玄米ともいわれています)の作り方をご紹介します。栄養成分を維持しながら効果的にヒ素を取り除く手軽な方法もあわせてチェックしてみましょう。

玄米を炊く人必見!発がん性物質・ヒ素を除去する方法

お米には無機ヒ素が含まれているんですが白米より玄米のほうが含有量が多いと言われています。乳幼児や妊産婦は控えめにした方がいいとされていますが、普通の成人がほどほどに摂取する分には、米は心筋梗塞やがんのリスクが上がるわけではないそうですよ。

たったひと手間で玄米のヒ素を自宅でも取り除けます。

けれども、私はやっぱり気にはなるので、寝かせ玄米を作るときには、あらかじめヒ素を抜く作業を欠かさないようにしています。

■沸騰したお湯で5分煮こぼすだけ

玄米のヒ素を効果的に除去。

お米1カップに対して、4カップのお水をまず沸騰させ、そこに玄米を投入。5分煮立ててからしっかりお湯をこぼすことで、一緒にヒ素が排出されます。これはScience of The Total Environmentのデータを参考にしています。

私はお鍋のサイズにあわせて、いちいち計るのもめんどくさいので、そこまでお水の量については神経質にならない程度に実践しています。

寝かせ玄米の炊き方。炊飯器の低温保存モードで簡単

で、ここからが本題の寝かせ玄米(酵素玄米)の炊き方です。

1:ヒ素抜きした玄米に小豆をいれ

お塩と小豆を入れて寝かせ玄米を作ります。

まずはヒ素抜きした玄米に1カップに対し、小豆10g(これも計るのめんどくさくって、1握りでざっくり作ってます)を入れます。炊くときはいつも4合くらいまとめて一気に炊いてます。

2:お米をとぐ感覚でしっかりこすり洗い

小豆とお塩をいれて、洗うことで玄米がもちもちに。

お米を普通にとぐときと同じように、(1)にお塩をひとつまみ入れてしっかり目にこすり洗いします。手のひらでじょりじょりやると米の表面に細かな傷ができ、やわらかくておいしくできます。この作業を2~3回繰り返します。

3:弱火でお水をしっかり吸わせる

米1カップあたり2カップの水を追加でお鍋に入れて、弱火でコトコトゆっくり加熱します。お水をしっかり吸わせます。

4:炊飯器の玄米モードで炊く

玄米にしっかりお水を吸わせる方法。

お米の量にあわせて炊飯器の玄米の線までお水をいれて、炊飯器の玄米モードで炊きます。もし(3)の作業がめんどくさいときは、浸水時間を6時間以上取るようにするといいですよ。私は(3)でしっかりお水を吸わせたうえで、さらに浸水もすることが多いです。夜に作業することが多いので、朝タイマーで炊けるようにセットしておく感じです。

5:低温保存モードで1日1回かき混ぜる

炊きあがった玄米。もちもちしててこのままでもおいしいです。

(4)の作業が終わった時点で、炊きあがった玄米を食べ始めちゃうことが多いのですが、お水をふきかけながら低温保存モードで1日1回かき混ぜる作業を3日やることで体にいい酵素がでた寝かせ玄米になります。全体的に色合いが小豆のように赤身がかってきます。

寝かせ玄米は冷凍保存OK!生活習慣病予防

わが家が糖質制限は一切やらない理由。ダイエットよりも大事なモノがある!

たっぷりつくって、タッパーに小分けにして冷凍保存もできる寝かせ玄米。食べるときは、普通のご飯と同じように電子レンジで解凍するだけ。ふっくらもっちもちのおいしい寝かせ玄米がいつでも食べられるので、すっごくお手軽ですよ。拙宅は、高尿酸値&コレステロールの夫の健康のためにはじめたのですが、食べ始めてから私もずっと風邪ひかないし、肌の調子もずっといいので、ずーっと続いています。腹持ちもいいし、和食にも洋食にも中華にもよくあいますよ。

ちょっと手間はかかりますが、やってみると意外と簡単で、なによりとてもおいしいので、ぜひ試してみてくださいね。


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