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実例:カリフォルニアでLyft(リフト)利用して困ったトラブル

アメリカ生まれの人気ライドシェアサービスLyft(リフト)のアプリ。タクシーよりも値段は格段に安いし、いいドライバーさんに出会えるとガイドブックに載っていない現地のおもしろい観光情報も教えてくれるし、とっても便利です。

ロスの移動におすすめ!Lyft(リフト)の使い方を解説

運転に自信がある人にとってはレンタカーして周るのも楽しそうだと思うけれど、右車線&左ハンドルが一般的なアメリカ、ついでに速度表記はmile(マイル)ときたら、いったい何キロで走っているんだろう私…?と、数字とメカに弱い自分の頭がショートしそうなことが容易に想像できるので、最近ではアメリカ滞在中はLyft(リフト)のアプリが生活必需品みたいになってしまっています…!

実際に旅行中に使ってみたー!という人も増えてきました。一般人の自家用車で移動ができる画期的な交通手段として注目を集めていますが、まだ不安で乗っていないという人のために、日常使いで乗りまくっている私が実際に体験したトラブルの例をご紹介します。

1.指定した場所に迎えに来ない

空港などはピックアップのポイントが決まっている!

一番むかついたし、一番困ったトラブルがこれ。ロサンゼルスの空港を降りて、大きなスーツケースをガラガラ転がしながら、ピックアップポイントである3Bという場所で待っていた時のこと。*空港とか大きな施設はピックアップや降ろされる場所が決まっています。

相手のドライバーの位置はずっとGPSで確認できるのですが、とにかくこない!なんか遠くをずっとウロウロ。評価も4.6と今までになくきわどい人物(それまで私が乗っていたのは、だいたい皆さん、5とか4.9の優良な車ばかりだった)であることに、待ち時間10分から動かない状況が5分くらい経過してから気がつきました。来る気がないんでしょうね…。

もうダメだと思ってキャンセルしたんですけれども、キャンセル料が5ドルかかってしまいました。依頼してから5分経過すると、依頼した側にもチャージがかかってしまうんですね。理由はどうであれ、ちょっとこのドライバーさんやだなとか、変な予感を感じた場合などは、5分以内に判断をしたほうがいいです。

2.英語が通じない中国人ドライバーもいる

これはサンタモニカ(Santa Monica)のビーチで遊んでアナハイムのアパートへ向かう時のドライバーさん。

10年前は黄色いタクシーがいっぱいいたサンタモニカ(Santa Monica)も今では見かけなくなった。

乗車のリクエストをしたら、すぐに来てくれてホッとしたんですけれども、英語がぜんぜん話せないドライバーさんでした。GPS上で行先のピンをきちんと打ってあるので、行きたい場所にはちゃんと連れて行ってくれて、大丈夫だったんですけれども、英語がぜんぜん通じないと、ちょっと場所がわからないところへ移動する際なんかはコミュニケーションがうまくとれなくって困ることがあるかもしれません。その辺りのリスクもあるので、ドライバーさん選びは慎重に

3.繁華街だと見つけるのが大変

空港とか、野球のスタジアムとか、ディズニーランドやユニバの場合には、あらかじめLyftのピックアップとドロップオフのポイントが決まっているので、係りの人とかに聞いてから呼べば安心です。でもそうではない街中で呼ぶ場合にはちょっと注意が必要。

自分の立っているポイントに正確にピンをさせば、そこまで来てくれるものだとばかり信じていたんですけれども、ある日!

同じマリリンでもこうまで違うかね(笑)

ハリウッドでマリリンモンローと再会を果たした後に、移動しようと思って、マダムタッソーの近くの車を止めやすそうな場所にピンをさして、Lyftを呼びました。ところが、変なタイミングで観光バスとかがきてしまって、やばいなーと思っていたら、ドライバーさんから「ここに停車しましたよー」というメッセージと位置情報が送られてきました。

慣れている場所ならいいんですけれども、なにぶん、こんなド・観光地は10年ぶり2度目。ぜんぜん土地勘がないので、「地図を見ながらここのアベニューじゃない」「あー私のGPS反対方向へ動いている!」と、わたわた戸惑ってしまいました。

大混雑のハリウッドウォーク。

もういろいろ不思議な人たちで大混雑のハリウッドウォーク。みんな道のスターを見ながら歩いている場所を、私はスマホ片手に「あっちじゃない、こっちじゃない」と文字通りの右往左往(;^_^A

大混雑しているようなスポットで車を呼ぶと見つけるのが大変だし、ドライバーさんが止められなかったときに、こちらが探さなければならなくなるので注意しましょう。あらかじめ車種や色、ナンバーがわかっているという点では、探しやすいですが、それでも地図が苦手な人間なのでかなり焦りました!

トラブルを防ぐために事前にチェックしたいポイント

私が実際に経験してみて思った注意点を整理してみるとこんな感じです。

●ドライバーの評価が悪い場合はキャンセルしよう

これはもうしょうがないです。まさか来てくれないとか起こると思わなかったのですが、それまで自分の乗っていた車が運よく高評価のドライバーさんばかりだったということもあり(実際のレーティングは5か4.9以内の方ばかりだった)、ここはもう少し慎重になる必要があったなと思いました。そのドライバーさんは4.5だったので、今まで乗せてくれていた人より評価が低いことが、20分待たされてから気が付いた…。これが遅すぎた。

●キャンセルの判断は早めに

キャンセルは5分以内なら無料。空港のトラブルでは、5分が経過していたので、5ドルを支払うことになりましたが、ま、勉強料だと思って諦めました。キャンセル料も時間や場所によって変動するらしいのでご注意を。

Lyftを使ってみてよかったことが多い!

ここまで実際に乗ってみて困ってしまった時のトラブルのお話をまとめてみましたが、実際の感想を言うと、Lyftのサービスは本当に便利だし、トラブルの数よりも使ってよかったなと思うことの方が圧倒的に多いです。どのドライバーさんも車はとてもキレイでしたし、運転もすごく上手でした。ひとりで乗るときは、心配だから自分に保険をかけるくらいのつもりで車のグレードをLyft XLへ上げてばかりいたのですが、普通のLyftに乗っても、十分!車は掃除されていてきれいでしたし、皆さん、いろいろ話しかけてくださって、フレンドリーでいい方が多かったです。日本のタクシーの運転手の方が、ひどいとき多いくらい…。

「左のスタジオでビッグバン・セオリーの収録やっているだよー」とか「温泉ソムリエなの?カリフォルニアにも温泉があるよー」とか、ガチでガイドブックに載っていないローカル情報を話してくれます。道路が混んでいる時なんかは、タクシーに乗っていたらメーターがクルクル回って、ただ料金が加算されていくような場面でも、事前の固定料金のままなのに裏道にまわってくれたりするし、時間も早くついたりするので、「Lyft使ってよかったー」と思うことが何度もありました。日本人的には慣れないチップのやり取りも、車を降りて落ち着いてから計算できるので、そこも有難いポイント。

私の場合、ちょっとした買い物でも荷物が増えがち。ワインとか重たいし。そんなアメリカの生活で非常に重宝する移動手段です。

そして、これからカリフォルニア観光へ行くという方から、実際の価格の例を少し教えてほしいというリクエストがあったので、少し長距離の移動分に関して参考までに私の支払った金額をご紹介しておきますね。ただ利用する曜日や時間帯で、変動しますから、実際にアプリを動かしていくらくらいかシミュレーションしてみるほうが確実だとは思いますが、そこだけご承知おきを。

移動の参考価格について:実例紹介(チップ込)

パサディナ~LAX空港(29.3mi/1時間11分)
早朝:46.37ドル

パサディナ~LAX空港(27.7mi/58分)
正午:52.34ドル

ちなみにまだLyftを入れていなかったころ、空港から夕方タクシーに乗ったら、120ドルかかったので、ほぼ半額以下です。

サンタモニカ~LAX空港(10.1mi/43分)
正午:26.24ドル

サンタモニカ~アナハイム(47.2mi/58分)
夕方:68.96ドル

アナハイム~パサディナ(44.2mi/44分)
夕方:55.15ドル

肝心のダウンタウンに最近ぜんぜん足を踏み入れていないので、あまり参考になるかどうかって気もしますが、こんな感じで同じくらいの距離や時間でも、道路状況などでちょっと価格が変わります。

むしろ、近くのスーパーから帰ってくるときに1.5マイルの距離6分を6ドルとか支払ったりしている履歴をみながら、日本のタクシーばりに高いなーという感じもしてきましたが、こうやってスマホのアプリでお互いの居場所を伝え合って、事前に納得した値段で利用できるのは、やっぱりいいな!というのが私の本音。限られた旅行中の滞在時間、バスや電車を待っていたり、緊張しながら過ごすことを考えたら、行先を地図上でシェアできて、眠って移動できたりするメリットは大きいのではないでしょうか。

というわけで、今日はこの辺で!また何か参考になりそうな情報を思い出したら、追記したいと思います。またね。