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アメリカのオーブンの使い方。簡単なグリル料理レシピ

ちょっと長めのアメリカ滞在。AIRbnbを利用しながらのはじめての民泊体験はとても快適で、面白い日々の連続でした。そのなかでも私が一番楽しかったのがお料理です。

アメリカのキッチンは使い勝手が抜群だった件

アメリカのキッチン、かっこよすぎ。

別に日本にいるときでこそ、そんなにお料理が特別大好きな奥さんっていうわけではないのですが、海外にいるときは余計に日本の味が恋しくなるもの。レストランはすぐに飽きちゃうし。たまに自炊を挟むと体調もよく過ごせますよ。だから、AIRbnbのお部屋選びは台所を重視して決めました。

一番うれしかったのがアメリカのホームドラマや映画とかでもお馴染みの超特大サイズのオーブン!ドイツのキッチンのオーブンより大きい。やる気がみなぎります。

このお部屋のオーナーさんはとてもいい方でお料理に必要なものは何でも道具がそろっていました。調味料までこの品揃え。早速お料理です。

アメリカのオーブンの使い方

備え付けのこのパネルで、とても簡単に操作ができます。シンプルなので、たぶんほかのメーカーのものでも同じように操作すればうまくいくと思うので、簡単な使い方と機能の説明をしますね。

●2段式オーブンのクッキングモードパネル

オーブンの機能設定はコンロの上に備え付けてあるこのパネルから行います。私の借りたお部屋のオーブンは2段式になっていて、とりあえずお肉ばっかりレストランで食べていて、かなりお腹が疲れていたのでシーフード料理を作ることにしました。お魚系は遠火でじんわりしっとり料理が好きな方は下の「LOWER」を、日本っぽい焼魚風やBBQみたいに焦げ目しっかり系のグリル料理を楽しみたい方は上の「UPPER」を選ぶといいと思います。ま、これはあくまで好みですけどご参考まで。

●BAKEは焼く。日本のオーブンみたいに使える機能

で、次に選ぶのが機能のところ。日本の一般的なオーブンみたいに強い火力で焼き上げるときにはこの「BAKE」がおすすめです。温度設定が日本とアメリカだと摂氏か華氏(°Cか°F)かの問題があるので、ややこしいんでご注意を。

一般的なレシピでよく出てくる180℃の場合は、350°Fで調理すれば大丈夫。

●BROILは直火。日本の魚焼きグリルみたいな機能

あともう一個、アメリカのオーブンでこの「BROIL」という機能も主流なのでご紹介しておきますね。直訳すると「直火焼」、上から火が出て炙り焼くみたいな感じで、主にグラタンとかの仕上げにちょっと焦げ目をつけたいときなんかは、この機能を仕上げに使うことが多いみたいです。日本の焼き魚グリルと同じような感じなので、鯛とかの塩焼きをしたいときは、はじめっからこれで表4分、裏4分くらいで焼くと上手にできますよ。魚と火の距離によってはあっという間に焦げるので、オーブンの癖に慣れるまでは見張りながら使ってみる方がいいと思います。

●慣れてきたらタイマーも便利!

オーブンの使い勝手に慣れてきたら、「COOK TIME」とかでタイマーをセットするのも便利ですよ。私の使ったこのタイプは、時間をセットしなくっても、BAKEかBROILかを選択して「START」すればそのまま使えるタイプだったので、使い始めのころは自分で時間を計って火力を調整していました。だいたい何分くらい焼こう!っていう目安が自分で着けられるようになってからタイマーを使ってみるほうが安心だよ。

アメリカのオーブンでお料理をしよう!
シーフードの簡単なグリルレシピ


広い庫内。日本だったらお店のシェフが使いそうな大きさですよね。さーて、ここからはアメリカのオーブンを使って、アメリカの普通のスーパーで買える一般的なシーフードを使ったお料理をご紹介します。レシピもシンプルなので、ぜひ試してみてくださいね。

アメリカのオーブンでつくるサーモンと海老のしっとりグリル

まずは、アメリカでもとってもリーズナブルに手に入るアトランティックサーモン。Ralphs(ラルフス)というロスにあるスーパーのお魚屋さんでは、パック売りもあるんだけれど対面販売のコーナーでお刺身でもいけそうなくらい新鮮で脂ののっているいいサーモンが手に入りました。ついでにエビも4匹買って、ザクザク切った新たまねぎを一緒にグリルすることに。

上にはタイムとガーリックパウダー、あとピンクの岩塩をパラパラ巻いて、グレープシードオイルを適量ふりかけました。

で、BAKEモードで300°F(摂氏だと150℃くらい)で、40分くらいじっくり焼きました。

するとこんな感じで仕上がります。特に低温でじっくり火をいれているので、新たまねぎがすごく甘く仕上がってっていい感じになりました。表面をカリッとさせたいときは、BROILで3分くらい最後に仕上げるといいかも。

シンプルな塩味なので、ここから好きなソースを足しながら食べるといいと思います。

アメリカのオーブンで作るロブスターのタルタルグリル

続いては、こちら。アメリカといえば、特大ロブスターでしょー!ということで、これもRalphsのお魚屋さんで購入。日本のデパ地下や築地でもなかなか見かけないサイズ。自分でお料理するのははじめてですが、さっそくお料理開始。

まずは、内側の固い殻の部分をキッチンバサミでチョキチョキ外していきます。結構堅いので両手で気を付けながら切り取っていきました。

そしたらあとは、身のところにタルタルソースをぬって、上からシンプルに塩コショウ。トマトは薄めにカットしたジャガイモなどを添えてそのままオーブンへ。

今回はBBQっぽい感じにしたかったので、BAKEモードで350°F(摂氏180℃くらい)で20分ガッツリ火をいれたあと、BROILで3分ごとに様子を見ながら表面に焦げ目をつける作戦に。

イイ感じに仕上がりました。しっぽが火に近かったので黒くなってしまったけれど(;^_^Aビジュアルが気になる場合は、焦げ付かせたくないところにアルミを掛けておくといいですよ。野菜とかもBBQっぽい感じに仕上がって、サラダと一緒においしくいただきました。

パワフルに美味しく仕上がるアメリカのオーブン

海外旅行で訪れた滞在先の町。おいしいレストラン巡りもいいけれど、普通のアパートのお部屋を借りて、地元のスーパーでお買い物をして、普通の生活をするように過ごすひとときもとっても楽しいですよ。

日本とはぜんぜん使い勝手の異なるその国のキッチンスタイルも、主婦目線な旅ではわくわくさせてくれるおもしろいポイントです。ゴツくって「なんだこれはー!」の連続も思い出深い時間になるので、ぜひこんな旅行のワンシーンも楽しんでみてくださいね。