春の朝。まだ雪が残る道東の国道を北上していました。最近、朝ドラの「なつぞら」みながら、北海道の牧場生活に憧れちゃってます。
道の両サイドには「〇〇牧場」の看板がちらほら。釧路と根室を繋ぐ根釧エリアの寒冷な気候と広大な土地が牛がのびのび育つのにとても適しているそうで、人の数より牛の数の方が多いといわれる北海道でも屈指の酪農地域なんです。
大自然のなかでストレスなくスクスクと育てられた牛たちから絞られる、新鮮で高品質な生乳を使った乳製品は、なんか普段口にするものとはまったく別物!というくらいの美味しさ。
今回は私が実際にでかけて、アレコレ飲み比べしながら発見した商品をご紹介します。美味しいし体にもいいし、根釧台地に観光にでかけてもし見かけたら、絶対チェックすべき♡
1.クリーミーなのに生きた乳酸菌入り!大友牧場の飲むヨーグルトプレーン
夕日がきれいな釧路の名物スポット「釧路フィッシャーマンズワーフMOO(ムー) 」のなかの売店で買えるおおとも牧場の飲むヨーグルトプレーン。生きた乳酸菌が入っているというので、酸味が強めなのかと思いきや、口当たりがものすごくまろやかでびっくりしました。
「健康なミルクは健康な牛から」「健康な牛は健康な草から」「健康な草は健康な土から」の考えから、土づくりに対するこだわりは、農学博士である、Drエリック河辺氏に指導を受け、牧草地に不足しているミネラルを分析し、それをバランスよく散布することによりバクテリアを大切にし、生きた土づくりをしています。ミネラルバランスの取れた土からは良質な牧草が育まれます。
おおともチーズ工房公式サイト|http://www.otomo-cheese.com/about_factory
土づくりから徹底してこだわって、牛たちを放牧が中心のストレスがかかりにくい環境で育てられているからこんなに美味しい味わいなんですね。
チーズなどの加工食品もたくさんあるので、お土産にもおすすめです。
大友チーズ工房の牧場のカマンベール
2.コクうま!中標津にあるラ・レトリの飲むヨーグルト
飲んだときに、生クリームのすごい美味しいヤツみたいなミルクの風味と濃厚さが漂ってきたのが「ラ・レトリなかしべつ」の飲むヨーグルトです。仏語で「乳製品を作るお店」という意味の “ラ・レトリ(la laiterie)”は、根釧大地のちょうど真ん中にあります。
のむヨーグルトは新鮮な生乳に、私、近野が求める味、のどごしになるよう培養した乳酸菌を加え、じっくり時間をかけ発酵させて作ります。
ラ・レトリなかしべつ公式サイト|https://www.laiterie.co.jp/item/yogurt-drink/
香料、安定剤の使用0%!自然素材ならではの味は、温泉入った後にゴクゴク飲めちゃう美味しさでした。旅館の売店などでも売っていたので、ピンクに0%の文字が書かれているこのパッケージを見かけたら、お見逃しなく!
ホクレン ラ・レトリなかしべつ のむヨーグルト 500ml×6本
3.草の香りがする!クリームみたいに濃厚な山本牧場の養老牛放牧牛乳
これは、最近、百貨店などでも紹介している超注目&有名な養老牛放牧牛乳。アメリカで流行っている完全無欠コーヒーに用いるグラスフェッドバターでもお馴染みのgrass=牧草でfed=食物(えさ)を与えられたグラスフェッド牛から絞られる牛乳です。
気にはなっていたけれど、空港で見つけたので、ちょっと試しに買って飲んでみたら、いつも飲んでいる牛乳とは別格の濃厚さ。生クリームみたいにやわらかい舌触りで濃厚なんだけれども、脂っこくなくってすっきりしていて、めちゃめちゃ美味しいのです。
これは一度はまったらやめられなくなる人たちの気持ちがよく分かりました。
「正直、牛乳ってあんまり好きじゃないんだよね」という人も、ぜひ根釧地方に出かけたら、この3つのアイテムは、いつもの牛乳やヨーグルトとは全くの別物だと思って、試してみてくださいね。夏も最高気温が20℃ちょっとという、すごく過ごしやすい場所なので、暑さから逃げるにはもってこいの場所ですしょ!そして丁寧に育てられた牛たちって、こんなに美味しいミルクを出してくれるんだ~!としみじみびっくりさせられます。
新型コロナウイルスに伴う一斉休校の影響で牛乳の消費が減っているそうです。こんな時こそ、美味しいものを買うことで応援できたらと思っています。
2020年3月:追記
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