船で10分と言われた島まで、モーターボートをぶっ飛ばしたら5分で着きました。ぶっ飛ばさなくっていいんですけれどね。怖がっている私を横目に楽しそうなドライバーのおにーちゃん。落ちるんじゃないかと、ドキドキヒヤヒヤしながら、わけもわからず機材を取り付けられている不安げな背中の女が私です。
あっという間に高度30mの空へ飛び立ちました。不安は一瞬でふきとんだよ♪
さて、今回はこのパラセイリングのお話。事前に調べたときにわからないことが多すぎて不安でした。確かな情報があまりなかったので、サイパンで私がで体験してきた内容をもとに今後挑戦してみる人の参考になればと思い私なりの見解をご紹介します。
もくじ
パラセイリングはコンタクト?眼鏡?裸眼?
現代人、TVやパソコン、スマホの見過ぎで目が悪い人がほとんどですよね。で、気になるのが、コンタクトのままでいいのか、メガネにしたほうがいいのか、もう裸眼がいいのか…という疑問です。
●私はコンタクトのまま飛びました!
結論から言うと、私はコンタクトのままパラセイリングをやりました。ワンデーの使い捨てだから、最悪落としてもどうってことはないし。持っていた某有名ガイドブックには万が一のときのためにコンタクトはケースを持参して外すようにとは書いてありましたが、パラセイリングは海のうえ。ボートのうえ。手だって汚れているし、ユラユラしているなかで、外している余裕なんてありません。乗り込む前にハズしておけばいいのではないかという意見もありますが、そもそも顔が海につくようなことにはならなかったので、どうしてあのガイドブックにハズせって書いてあったのか、ちょっと疑問が残りました。
●メガネは落としたら拾いに行けない
パラセイリングはボートでひっぱられていく帆の下にぶら下がりながら飛んでいくみたいなマリンスポーツです。ボート自体は、まあまあのスピードで走っていきます。だからコンタクトと同様メガネでパラセイリングすることは可能ですけれど万が一落としても拾いに行くのはほとんど不可能だと思います…!ワンデーのコンタクトレンズとちがって、いくつも替えがないメガネはやめたほうがいいのではないかと思います。
●裸眼だとせっかくの景色が見えない
なんだかんだいっても、「海水が目に入ったら」「落としたら」といういくつかのリスクを考えると「裸眼で行きましょう!」という結論に至っているアドバイスも多いのですが、視力にもよると思いますけれど、せっかくの空からの景色、しっかり見えなかったらもったいないなとも思います。自分でリスクはある程度覚悟のうえでということにはなりますが、せっかくのパラセイリングをするならば、ちゃんと度のあっているコンタクトをつけて空へ舞い上がった方がいい思い出になるのではないかと思います。
パラセイリングをするときの服装は?!
これも意見がバラバラで困った点。そもそも出発や着地は海の上なのか、船の上なのかもよくわかっていなかったくらいの初心者ですから、どんな服装が適切なのか心配でした。
●濡れないので普通の服でも大丈夫
たぶんやる場所(国)とかお店によっても支持が違ってくると思うので、これは予約をしたら直接確認をしておいた方がいいと思います。私がパラセイリングを申し込んだときには、「出発も到着もボートのデッキからになるから普通の服で大丈夫だよ」と言われました。船でパラセイリングの紐を巻き取りながら戻ってくるので、ちゃんとピンポイントでデッキの上に降り立つことができるんですよ。
●水着でもOK
もちろん、濡れはしませんが、水着でやってもぜんぜんOKです。私は「普通の服でいい」って言われたけれども濡れるんじゃないかと心配で水着で行きました。そしたら…
スタッフのおにーちゃんが「サメのエサになっちゃうよー!」と楽し気にボートのスピードを落としてきて、まさかの着水。海外でやると、こんなジョーク交じりなへんないたずらを仕掛けられたりもしますので、ご注意を(笑)でもまたすぐに浮かび上がって、これはこれで気持ち良かったです!救命胴衣みたいなのをつけているので、海水に使ったのは下半身だけ。
それと洋服で参加していた人には、こんなイタズラしていなかったから大丈夫だよ。
●サンダルは船で脱ぐ
履物は靴でもビーチサンダルでも何でも大丈夫なのですが、さっきのメガネの落し物と一緒で拾いにいけないので、実際にやるときには裸足でいくことになります。だから脱ぎ履きのしやすいサンダルでいくのがいいかもしれませんね。
高所恐怖症の人でも大丈夫なのか?
これは、何をもって「大丈夫」と定義するかにもよりますけれど、ちゃんと機械を取り付けてもらえば、「耳をふさいで、スリーツーワン!」でいっきに空へ飛んで行っちゃうので、運動神経とか全く関係なく誰でもやることはできます。
ただ問題は空の上にいって、たのしいと思えるかどうかではないでしょうか。私は高いところが大好きなので、海風を浴びながら島や海を見下ろすひとときは鳥にでもなったかのような気分で満喫しましたが、高いのが苦手な人にとってはたぶん自分の意志でおろしてもらうこともできないし、辛い時間になってしまうかもしれません。
一人でもできるのか?
一人でも大丈夫です。私がやったときは、2人ずつの組み合わせでした。
空の上はとても気持ちがいいけれど、喋り相手がいないとちょっと寂しいかなとも思います。ちなみに、私が体験させてもらったお店はMAX2人でしたが、3人で乗れるパラセイリングもあるみたいです。お友達同士やご家族での利用の際は、人数や組み合わせをあらかじめ確認しておく方がいいかもしれませんね。
費用はどのくらい?
●サイパンでやったら50ドル
受ける場所(国)やお店でかなり差があるかもしれませんが、私はサイパンの「さくら」というハイアットのビーチのところにある代理店で申し込んだんですけれど、1人50ドルでした。マニャガハ島までの送迎や、島で遊ぶ時ビーチにしくピクニックシート、ミネラルウォーターやシュノーケリングの道具などもろもろ含まれての値段だったので、比較的リーズナブルかなと思います。
写真などはスタッフのおにーちゃんにカメラを渡しておいたらいっぱい撮ってくれました。チップも料金のなかにすべて含まれていますので、安心でした。
サイパンの「さくら」はちょっと困った点も
「ワー値段も安いし、楽しそうでイイ」って思って申し込みそうになっている人へ、ひとことアドバイスをすると、マニャガハ島からの帰りのボートで30分くらい待たされました。厳密にいうと約束の時間に、冒頭のあの運転の荒いボートが迎えに来てはくれたのですが、なんと先に中国人を優先して乗せていったのは悲しかったです。私が先に待っていたのにだよ。
島で流れるアナウンスも英語のあとは中国語。ボートも中国人ファースト。サイパンにおける日本人の順番がよくわかったので、そのあたりを覚悟していけば特別嫌な思いはしなくて済むかと思います。じゃ、楽しんでね。エンジョーイ!
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