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大相撲の世界でみるガバナンス

「これだけの大騒ぎになっているのに」なのか、「これだけの大騒ぎになったから」なのか、もうよくわからないことがずーっと続いていますね。大相撲のことが大好きだったぶん、毎日毎日、なんだか楽しかった観戦の日々がぐちゃぐちゃっと踏みつぶされているような変な気持ちにさせられます。

報道の中で、よく「日本相撲協会のガバナンスが~」というワードを耳にすると思いますが、私なりにガバナンスってなんなのかをじっと考えてみました。
たとえば、普通の一般企業に置き換えた場合。私も以前は、一企業人でしたので(適切かどうかはひとまず置いといてくだしゃい)、このたとえが一番わかりやすいかと思います。

社長が飲み会の席で平社員を殴りつけるという事件が起きたとします。(ちょっと想像しにくいけれど)
でも社長は神様みたいな存在だから、そんな人の前で携帯見るような平社員が悪いと思って、副社長も役員も、社長より偉い会長も、平社員が頭われるほどの大けがをしているのに止めませんでした。
後日、平社員の親が警察に届け出たけれど、会社には報告しませんでした。お休みの理由を聞かれたので「階段から落ちてけがをしたと言っているんだが、よくわからない」と言いました。
後日、株主たちが、一斉に「警察に言う前に、会社に報告だろ!親はなんで会社に協力しないんだ」と言って、あるおばさんはTVの前で憤慨していました。会社の役員は報道陣を呼んで「加害者から聞いた話ですけど」といって、一方的な話だけを世間に公表しました。親は「警察の捜査中だから終わったら話しますよ」と言いましたが、会社の人は話がききたいと言って、平社員の家に何度もやってきました。社長は書類送検されて自主的に退職することにしましたが、ほかの同席者については1か月の給料ナシにしようという処分になり、親は捜査がひと段落したようなので、会社との話し合いを進めはじめたところです。
一般的にわかりやすくするとこんな感じの話だと思います。

ガバナンスの意味は、組織としてのプロセス、社会規範、制度みたいな意味合いです。このストーリーに登場する会社が一般的にみてヤバそうだ!と思われる感じ、その違和感みたいなものを、「ガバナンスが機能していない」みたいに表現されているんです。
「態度が悪かったから、殴られてもしょうがないと思った」
・・・、イマドキそりゃねーよ。っていう根本のところの価値観が、もう世間とずーっとズレっぱなしなんです。私が親だったら、たぶん警察には言うけど、会社に報告するかどうかはかなり微妙です。その後の会社の対応や株主の反応を見ても、関係者の被害者に対するコメントが、ずっと変だし、違和感しかないし。きっとこの親はそのおかしな対応のことに事件の前から気が付いていて信用していなかったんだとも思います。

そして、どうやらこの会社の会長は、本当に神様みたいな存在として扱われているんですね。神様じゃないのに。
誰が悪くて何がどうっていう判断を私個人がするような話じゃないんだけれど、暴力をふるう人も、肯定する人も、その組織も、考え方そのものの基本的な軸がちょっと世間とかけ離れているので、この会社が、公益財団法人として今後運営していくこと自体を、誰かもっと偉い人が早くなんとか整備してくれるといいなーと思いました。みんなの税金をこんなズレた組織で使ってほしくない。

白鵬、鶴竜は1月給料全額不支給、給与なしで初場所

引用:日刊スポーツ
え?!あの場にいた会長と副社長は、来年も普通に会社くるんだ!ってビビったのは私だけ?悪いのって社長だけ??恐ろしい世界ですね。価値観が違うってこういうことを言うのかと、思いました。はい、ひとりごとでした。


2018年1月28日追記

あれから1か月。この組織はセクハラ問題と無免許運転も発生。叩けばいくらでもぼろぼろ出てきそうだね、と思っていた矢先に、かつて春日野部屋に所属していたという20代の若者がテレビに出ていました。兄弟子から暴行を受けて後遺症が残るような事態になっていたのに、もみ消されたそうです。

こういう組織が公益財団っていうのもおかしな話ですけれど、「隠ぺい体質はない」と断言していたあのおばさん、根拠がなんだったのか、きちんと説明してほしいですね。「礼を欠いている」と思います。国民に対して。あんまり気にしないのかな?漢検の組織に続いて、またしても、なのにね。