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ストックホルムの中心にあるノーベル博物館で気分はノーベル賞

治安のいいストックホルム

スウェーデンの首都・ストックホルム(Stockholm)。皆さんはどんな印象を持っていますか?スカンディナヴィア半島に位置するこの街は、北欧を代表する都市のひとつでもあり、ノルウェーほどではないものの、観光ででかけると「やっぱ物価が高いなー!」と感じました。日本人の私たちにとっては、ムーミンの舞台はもともとはフィンランドなんですけれども、スウェーデン語の新聞『ニィ・ティド』紙での漫画化が初出版だったという経緯もあり、街中のお土産屋さんにはムーミングッズがたくさん売られていて、ついつい私もムーミンパパのぬいぐるみを買ってしまいました。(フィンランドの空港でムーミンママを買っていたので、これでご夫婦そろいました!)

さてさて、そんな個人的なお話はともかくなんですけれども、今回は、こんな美しい町並みを楽しめるストックホルム観光の名所でもあるノーベル博物館(Nobelmuseet)をご紹介したいと思います。

ガムラ・スタンの中心!ノーベル博物館 (The Nobel Museum)

2001年の春に開館したばかり!平日なのに、こんなに多くの人であふれているこの歴史的な建物こそ、「ノーベル博物館 (The Nobel Museum)」です。もともとは、証券取引所だったという建物を博物館にリニューアルしたそうノーベル賞の創設から、100周年を記念してオープンしたという人気のスポットです。

なかには、ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの生涯やデスマスクまであるんですよ。ノーベル賞の歴史に関する展示もとても興味深かったです。

あの川端康成先生も!わくわくするノーベル博物館のなか

クラシカルな外観とは打って変わって、モダンというか、近代的な作りになっている内部にもご注目!

わかりますか?広すぎる空間が上手にカメラに収まらなかったんですが、なかには年代ごとに特出すべき先生方のボードがあり、天井からは、まるで刷りたての新聞のベルトコンベアみたいに、歴代のノーベル賞受賞者の皆さんのペナントがゆっくり回っていました。ノーベル賞の歴史がここにギュギュっと詰まっている感じです。

そのピックアップされたボードのなかには、あの文豪・川端康成先生の写真も。和服でかっこいいですね。「日本人の心の精髄を、すぐれた感受性をもって表現、世界の人々に深い感銘を与えたため.」として、日本人で初めてノーベル文学賞を受賞されました。晩さん会では、和装のまま可憐にダンスを披露されたという逸話も残っているそう。

くるくる回っているペナントのほかにもタッチパネルで気になる受賞者の検索もできます。近年では、日本人の先生方も科学や物理学などんでたくさん受賞されているので、いろいろ検索してみても楽しいかもしれませんね。

お土産物屋さんやカフェもチェック!

そうそう、この博物館のなかにあるカフェも有名で、なんとノーベル賞の晩餐会で出されているものと同じアイスクリームが食べられるんですよ。またイスには裏側に歴代の受賞者のサインがあることでも知られていて、お客さんたちは、みんなかがんだり、イスをひっくり返して写真を撮ったりと、あまりカフェっぽくない光景が広がっていたりもします。

お土産物屋さんでは、ノーベル賞のメダルチョコが買えるほか、私は、マリーつながりで大好きなキュリー夫人のグッズなどもゲットしました!ちょっと高くって買えなかったんですけれども、晩餐会で使われているのと同じ食器なんかも売られていて、ノーベル賞マニアには楽しいお買い物スポットだと思います!

ノーベル博物館The Nobel Museum


場所は、地下鉄ガムラ・スタン(Gamla Stan)駅から徒歩7分の場所にあります。こじんまりとした小さい街なので、ストックホルム駅からも徒歩で20分くらいで来ることができます。町の中心なので観光の合間に来るのもいいかもしれませんね!

バスをご利用の場合は、SlottsbackenまたはRiddarhustorgetバス停下車。

■ノーベル博物館の入場料

Adults: 120 SEK

Students: 80 SEK

Seniors: 80 SEK

18 years and under: free

引用:公式サイトhttp://nobelcenter.se/languages/nihongo/

*この情報は2018年6月現在によるものです
カフェやお土産物屋さんだけなら、入場料ナシでも利用できるみたいです。あと日本語のオーディオガイドなどをレンタルする場合は別料金になります。私は利用しなかったのですが、ストックホルムパス?というのも使えるそうです。

■営業時間

  • Monday closed
  • Tuesday–Thursday 11.00–17.00
  • Friday 11.00–20.00
  • Saturday–Sunday 10.00–18.00
  • Exceptions may occur

引用:公式サイトhttp://nobelcenter.se/languages/nihongo/

季節によって異なるそうので、ご注意ください。詳しくは公式サイトで確認ください。私は平日の午後に出かけたのですが、それでも結構な混み具合でした。滞在時間は1時間くらいみておけばOKだと思います。そんなに広くはないのですが、お土産物屋さんもカフェもとにかく混んでいます。

ストックホルムの街自体は、魔女の宅急便のモデルにもなったのではないかと噂される時計塔があったり、狭い路地の雰囲気もすごく素敵で、ふらふらお散歩しているだけで、とっても楽しかったです。このノーベル博物館も、そんな旧市街のど真ん中にあるので、街歩きの途中にでも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

【INFO】

今回ご紹介したスポットは「ノーベル博物館(Nobelmuseet)」です。
住所:Borshuset Stortorget2, Gamla Stan, Stockholm
TEL&FAX:(08)53481800 / (08)232507
公式サイト:http://nobelcenter.se/languages/nihongo/
ありがたいことに日本語で説明があります!