別に怒っているわけではないのですが、タイトルから、いきなり感じ悪くとられてしまったら失礼しました。今回は東京オリンピックのボランティアの募集がはじまったということで、さっそく私も応募しよーう!と浮かれポンチらしさを発揮してみたら、その登録フォームがあまりにもめんどくさいものだったので、どうしてこんなことになっているんでしょうか?という個人的な疑問とともに、ミスりやすいポイントをまとめておくことにしました。
もくじ
難解すぎる登録フォームの操作方法(画面付き)
これから登録を使用と思っていらっしゃる方は、各画面の操作方法を画面コピー付きでご紹介していますので、もし躓いたりしたら確認してみてくださいね。普段からPCを使った作業に慣れている方は大丈夫だと思いますが、そうじゃない人やネットが苦手な人にとってはわけわからないポイントがいくつかあるかと思います…。
東京オリンピックボランティアの応募先URL
東京2020大会ボランティアの応募先URLはこちらになります。
https://tokyo2020.org/jp/special/volunteer/method/
出典:応募登録|東京2020大会ボランティア公式サイト
URLを開くとこんな感じの応募画面になると思うんですが、本日、2018年9月時点では、いきなり入力に30分かかることが宣言されていてびっくり…!途中で保存できるとはいえ、もう少し簡略化したほうがいいような…という印象。しかもGoogleとFB、もしくはLINEのアカウントでログインできるそうなんですが、FBについては確かにログインがうまくできませんでした。何人募集しようとされているのか、目標人数とかわかりませんが、大丈夫なのかな?といきなり不安な気持ちにさせられました。
出典:応募登録|東京2020大会ボランティア公式サイト
SNSのアカウントでなくても、ご自身のEメールとパスワードを設定すれはひとまずログインができます。ただこの左下に書いてある「AtoS」というフランスのIT企業がつくったシステムなんですけれども、まー、使い勝手がイイとは言えない…。
1.ログインしたら右上の日本語メニューを選択しましょう
SAPやEMCとかのシステムを使ったことがある人にはピンと来る部分もあると思うんですが、ログインしていこうがめんどくささの連続です。なんてったって、いきなり英語の画面が表示されます!
さすが外資系企業。世界の公用語は英語だからって、日本で開催されるオリンピックのボランティアを日本で募集するんだから、まずは日本語でデフォルト設定しておいてほしかったなと思いました。右上の日本の国旗のボタンを押せば、日本語のメニューにすぐに切り替えられますが、ここで諦めてしまう人もいるのではなかろうかと、また勝手に心配しています。
冒頭の登録番号は、あとから自動で付与される部分ですので、空欄のまま個人情報の入力画面へとすすんでいきましょう。まずがSTEP1から!
2.生年月日は直接入力がオススメ
出典:応募登録|東京2020大会ボランティア公式サイト
STEP1の画面から、自分の住所や性別などを順番に入力していきます。なんだか、ここまで不安しかないユーザーインターフェイスの悪いサイトに自分の情報登録するの大丈夫かなとまたまた心配になってきますが、なかでも生年月日の入力がポチポチボタンでクリックしていくとちょうめんどくさいのでご注意を。
出典:応募登録|東京2020大会ボランティア公式サイト
このカレンダーこそ、これまた日本人向きじゃないこと極まりないのですが、生年月日の入力は「DDMMYYYY」、要するに日付、月、西暦の順番で入力することになります。ここも日本向けに普通の並びにしておいてほしかったなと思ったポイント。
出典:応募登録|東京2020大会ボランティア公式サイト
ウエアや帽子、靴のサイズなどをインプットし終えたら、STEP1の完了です。ここで、保存ボタンを押すと、冒頭の登録番号が付与されて、次のSTEP2へと進みます。
3.右側に出てくるエラーメッセージは全部×をクリック
出典:応募登録|東京2020大会ボランティア公式サイト
STEP2の画面が表示された瞬間、右側にたくさんのエラーメッセージが出てきました。入力が漏れているという注意書きのようなものなのですが、漏れるも何も、これから書くんですけど…と思いながら、×のマークをクリック、クリック、クリック…。多い。10個以上ある。回答欄とかぶっているから、消さないことには回答もしにくい。なんだこれ。
やっと消し終えて居住国リストを見ると、あいうえお順です。日本はまんなかより下目にありましたので、探して順次進めていきましょう!
出典:応募登録|東京2020大会ボランティア公式サイト
自分の言語や大会中の宿泊予定先などを入力したら、保存してから送信をおしてSTEP3へ…。保存しなくっても送信だけできますが、うっかり時間がかかってログアウトしてしまった場合に、また同じ質問に答える羽目になるのでご注意を。
出典:応募登録|東京2020大会ボランティア公式サイト
そしたらー!!またでる。さっきと同じエラーメッセージ。だから、これから入力するっていってるのにー!と思いながら、また×のマークをクリック、クリック、クリック…。本当にこのシステム何なんだと思いながら、STEP3を進めていきます。
ここでは主にボランティアの経験などを聞かれますが、ないなら「なし」を選択すれば登録自体はちゃんとできます。
4.語学レベルを登録
出典:応募登録|東京2020大会ボランティア公式サイト
STEP4では主に、語学力に関する情報を登録していきます。直近で受けた英語のテストの情報を入れる場所もあるので、TOEICなどのスコア等記載できる場合は書いておきましょう。なければブランクでも大丈夫です。*(アスタリスク)の項目は必須ですので、回答に漏れがないように!漏れると、最後にあの×のメッセージがでてきますが、そこはまたのちほど。
5.ボランティアは10日以上の活動を基本
出典:応募登録|東京2020大会ボランティア公式サイト
STEP5では主に、ボランティアに関する情報を登録していきます。また×を消していく作業から…。大会期間中及び大会期間前後の、10日以上の活動を基本としているそうで、それ以下だと参加自体に制約を受けやすくなるそうなのでご注意を。2019年以降大会前に行われる各競技大会のテストイベントも参加できるかどうかを問われるのですが、ちょっと日程もナシにいきなり聞かれても…という気もしますが、ここも個人で判断しながら入力していきましょう。
出典:応募登録|東京2020大会ボランティア公式サイト
そして、同じ手順でSTEP6では参加規約に同意をしてOKをおしたら、フォーム送信が完了です。
*(アスタリスク)の入力必須項目が残っていると、例のエラーメッセージが表示されるのですが、このメッセージの困ったところは肝心のエラーがSTEPいくつのどの項目なのかすら教えてくれていないという点にあります。入力漏れが綺麗になくなったら、「成功」という画面に切り替わるんですけれども、散々入力前からエラーエラーをガンガンあおるくらいならば、入力のヒントとかを表示するような仕組みにしてくれればいいのに…。
なにはともあれ、あとから「情報を更新したよー」という内容のメールと「メールアドレスを認証して」というメールが2通くるので確認。
特に、メール認証の「◇◆東京2020◆◇メールアドレス認証のお願い」というタイトルで送られてくる方のメールは、一応認証できているか自分で再チェックしておくようにしましょう。
本当に30分くらいかかる応募フォーム
ユーザーインターフェイスが悪すぎる東京オリンピックの応募フォーム。これが国際基準と言われてしまえばそれまでですが、たくさんの人に参加してほしいとか間口を広げるというボランティア募集の意味合いからは、ずいぶんとかけ離れているような気がしました。なんで、こんなに面倒なことになっているんだろう。作った人や発注した人、ローンチを決めた人は、よくこれでOK出したなーの感想しか残っていないのですが、我こそは―!というやる気のある人は、ぜひ登録を検討してみてくださいね。
そして、ボランティアを募集しているのが、東京都なのか、国なのかさえ、ちょっとよくわかっていない私が言うのもアレですが、ここのシステムを改善するところから、ボランティアをいれてユーザーフレンドリーに修正したほうがいいような気さえします。最悪、私がやってもいいです。いきなりボランティア(笑)
今回ご紹介したのは、東京2020大会ボランティアの応募フォームの登録方法です。
登録は以下のURLからできます。
https://tokyo2020.org/jp/special/volunteer/method/
マジで30分くらいかかるので、ご注意を。