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ニッカファン必見!余市蒸溜所工場見学で大好きなウイスキーに浸る

千歳空港から電車で2時間。北海道の余市と聞かれて、皆さん、何を思い浮かべますか?

そう、マッサンのウイスキー!電車を降りると、JR余市駅の看板には「ウイスキーの里」という文字も。素敵ですねー。今回は、ニッカウイスキーの北海道工場・余市蒸溜所を訪ねてきたお話です。これは別に、私が特別何かで呼ばれたとかではなく、余市にいけば、どなたでも見学できるんで、北海道旅行の観光スポットです。

ニッカの髭のおじさん

ちなみに、ニッカウイスキーといえば、この王様みたいな髭のおじさんで有名ですよね。左下にぼやぼや写っているのは、私です。心霊写真じゃないからご心配なく(笑)

このおじさんは、19世紀のイギリスにいたW・P・ローリー卿という人物がモチーフなんだそう。

ブラックニッカのラベルにも登場しているローリーさんは、私のなかでニッカのマスコットキャラ的な位置づけなんですけれども、香りの効き分けが得意だったというウイスキーのブレンドの名人なんだそう。

朝ドラの『マッサン』のモデルにもなったニッカウイスキーの創業者でもある竹鶴政孝さんもローリーさんに負けず立派な髭。ウイスキー好きにはヒゲが似合うー!とまたミーハーなことをつぶやきながら、さっそく工場見学の様子をご紹介したいと思います。

シングルモルトが好きすぎて工場見学にでかけた!

私は好きなお酒について「スコッチのシングルモルト!」って、カッコいいからカッコつけてこたえているんですけれど、そもそもシングルモルトというのは、モルトウイスキーの中で単一蒸溜所の原酒でつくられたものを指します。

みんな同じでしょー!と思うかもしれませんが、つくられる土地の水や風土、そして気候などが不思議と溶け込むので、味わいがすごく個性的。海の香りがするものもあれば、バナナみたいな甘い香りのもの、華やかな味わいのものから煙たくって飲みにくいものなど、本当にさまざま。

一方、ブレンドして作られるウイスキーは味も安定しているし、価格のリーズナブルさが魅力。ニッカのウイスキーといっても、ちょうプレミアムなものから毎日飲みたくなるようなリーズナブルなものまで、いろいろあるので、女性でもぜひ試してほしいお酒です。

ではでは、今回は、そんなウイスキーがどんな工程を経て作られているのか、実際に見てきました。

蒸溜所見学!ニッカのウイスキーができるまで

乾燥させたモルト(大麦)を細かく砕いて、約60℃の温水を加えて糖化させた麦汁を発酵させていきます。麦汁って、以前、ビールを作るときに飲んだことがあるんですけれど、びっくりするくらい甘いんですよー。

そんな麦汁は醗酵槽に移されて、酵母を加えて72時間。

7~8%のアルコール分を含んだ液体へと変化します。まるで麦酒みたいだねぇ。そしてポットスチルを使った蒸溜を2回行います。

この本物のポットスチルを見れた時は、ちょっと感動しました。すごく大きいんです!ドラマにも出てきましたよね。このポットスチルの形状や容積、過熱方法などが、のちのちのウイスキーの個性に反映されていくのだそう。

アルコールの沸点はおよそ78℃。水との沸点の差によってウイスキーの香りの成分を得られるそうですよ。

そのこだわりの象徴が「石炭直火蒸溜」です。竹鶴は自らが学んだロングモーン蒸溜所の方式にならい、この蒸溜方式を採用しました。適切な火力が保たれるように石炭をくべ続けるには熟練の職人の技が必要となるため、現在ではスコットランドでも珍しくなっています。

引用:余市蒸溜所公式サイト|https://www.nikka.com/distilleries/yoichi/feature/distillery.html

実際に行くと、このお部屋の炎のあたたかさとか、手作り感がしみじみ伝わってきます。

そして樽詰めされて、貯蔵します。ゆっくりゆっくり長い歳月を重ねて熟成させていくのです。樽がまた大事だそうで、代表的なのはホワイトオークですが、シェリーなども個性的な香りや色を醸し出すそう。また新樽かどうかなどでも味わいに違いが出てくるポイント。

積み上げる段数、湿度や温度、木材から溶け出す成分にその土地の風土がもたらす空気との接触といったさまざまな要因が折り重なって、ウイスキーの個性が作り上げられていくのだそう。その熟成期間も長いものは何十年と…自分の年齢よりも古いものなどみると、大切に作り上げられてきた感謝すら湧きおこってくる瞬間だったりします。

ウイスキーを好きでたしなんでいる人なら、ここまでの製造過程のこと、「普通に知ってるよー」とか思うかもしれませんが、百聞は一見に如かず!知識として聞いたことがあるのと、実際に見てみるのとでは大きな差があるということを感じました。

「ピートの香りがすごーい!」とか、私もしたり顔でコメントしたことあるけれど、余市工場ではじめて本物のピートに触りました。軽くてびっくりというのが、正直な感想。大きな塊はいかにも重たそうな岩のようにも見えますが「かるっ!」

長い長い歳月をかけて、こだわりの製法、材料とともに作られるウイスキー。いつぞやの誰かが、心を込めて作ってくれた、シングルモルト、私みたいな浮かれポンチが飲むときには、その歳月に思いをはせるくらいの努力はしたいなと思うくらい、とっても貴重なお酒なんだということを実感しました。

マッサンファン必見!夢への出発点やゆかりの品

ガラス越しでちょっと見えにくいけれども、ウイスキーの工場の中には、木造平屋建ての事務所もあります。敷地のなかには移築された旧竹鶴邸もあって、竹鶴政孝氏と奥様のリタさんの暮らしぶりなどもスタッフの方が説明してくださいました。なかには、実際にお会いしたことがあるスタッフの方も。マッサンはとても声が大きい人だったとか、そんな生のお人柄を伺うことができるのもこの見学の魅力。

玄関ホールには夫妻愛用のハイティーセット、リタ愛用の聖書・十字架、政孝がリタに贈った誕生日プレゼントの数々がエピソードを添えて陳列されており、夫妻の生活を偲ぶことができます。

引用:余市蒸溜所公式サイト|https://www.nikka.com/distilleries/yoichi/feature/distillery.html

ご夫妻ゆかりの品なども展示されています。リタさんの愛用したメガネも。当時としてはめずらしかったであろう、国際結婚。日本で戦争を体験し、彼女はどんな思いだったのだろうかとか想像してしまいます。強くご主人を愛し信じられるって、同じ女性として、尊敬するし憧れちゃいます。

有料・無料のテイスティングも充実

奥にあるニッカ会館の2階では、試飲申込書(試飲カード兼用)と引き換えると無料でテイスティングを楽しめます。シングルモルト余市と、スーパーニッカ、アップルワインの3種類がありました。

私はガイド付き見学の時間を調べずに行ってしまって、タイミング悪く少し時間が空いてしまったのですが、スタッフの方に「先に…」と教えていただいて、到着早々さっそく試飲を楽しんじゃいました。

で、ほろ酔いのなか、見学をしていたわけですが、見学コースのなかにも試飲スポットが。

ウイスキーのルーツや種類などが展示されているウイスキー館で、ちょうど酔いがさめてきたころに…、有料のテイスティングコーナー。

ウイスキーのバーカウンターって、なんでこんなにキラキラしているんでしょうね。

普段、自分ではなかなか買わない竹鶴21年もいただいちゃいました。最高に幸せです。美味しい…♡

[開館時間] 9:15~16:45
(有料試飲コーナー・オーダーストップ16:30)
年末年始を除く毎日。

引用:余市蒸溜所公式サイト|https://www.nikka.com/distilleries/yoichi/feature/distillery.html

余市にあるニッカのウイスキー工場までの行き方

JR余市駅から大きな通りをまっすぐ歩いて約2~3分です。すぐにこの大きな余市蒸溜所正門が見えてきます。電車でくる場合は、小樽から余市までの本数があまりないので、ご注意ください。小樽でランチをするなど、調整をするといいと思います。札幌や小樽までのバスも出ています。こちらも本数が少ないので、事前に時刻をチェックしておくことをおすすめします。

マッサンへの感謝の気持ちがあふれてくる!

朝、マッサンを見ていた人も、ウイスキーが単純に好きでたまらない人も、実際に工場へ足を運んで見学してみませんか?いま、私たちが当たり前のように飲める美味しいウイスキーの裏側には、多くの人の愛情と情熱がたっぷり詰まっていることを感じられる素敵な工場でした!ありがとう、マッサン、リタさん。

【INFO】

今回ご紹介したスポットは、ニッカの「余市蒸溜所」です。
住所:北海道余市郡余市町黒川町7-6
TEL:0135-23-3131
個人でお出かけになる場合は工場見学のお申し込みはネットからもできます。
https://distillery.nikka.com/reservation/
予約に関する詳細は、公式サイトをご確認ください。

ちなみに、私が工場で飲んでうっとりしちゃった竹鶴21年はネットでも買えます。

竹鶴21年ピュアモルト 700ml

特別なときとか、自分ごほうびに、ゆっくり飲むのにいいですよ。新品で買うと、26,794円ほどと熟成期間が長い分、それなりに張り切ったお値段ではありますが、本当に美味しい!ちょうハッピーな気分に浸れます!お中元やお歳暮など、ウイスキーが好きな人へ贈りものにも喜ばれると思います。

前にご紹介したジャーハイとか、お風呂上がりのリラックスタイムにカジュアルに楽しむのならば、ブラックニッカがおすすめ。

ブラックニッカ ディープブレンド 700ml

新品1,198円からとリーズナブルだけれども、満足度の高い味わいです。

限定発売されているエクストラスイートと飲み比べしているイベントの様子もレポートしていますので、よかったらご覧くださいね。

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▼インスタもチェック!

今回、インスタでは、ウイスキー担当のボビーがニッカの余市蒸溜所で第一号のボトルと記念撮影している様子をご紹介しています。
@yans_publisherのアカウントからの発信もよろしくお願いします。

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1本30万円!<リミテッドエディション2019>余市と宮城峡のシングルモルトを飲み比べ

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